月別アーカイブ: 2015年11月

いいぞ、秋の磯旅(その4)

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最終日。前日の南風は西よりに向きを変え、強く吹いた。
もろ風表に立つと、釣りにならない。
少しでも風裏になれば、サラシが全くない。
風向きも潮位も刻一刻と変わっていく。
今日を逃すと、この秋のシーズン、もうヒラスズキをやれる日はない。
どうすればいいか、ぐるぐるぐるぐる考えつづける。

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迷いつつ、試しつつ。

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釣行中「イタチを見ると釣れる」ってジンクスが出来てたんだけど、
この日、心折れかけて移動する3人の目の前に、いきなりイタチが飛び出した。

つりの神様、いたずら好きやなあ。

一日さんざん頭使って、やりつくして、全くアタリとれず。
でも3日間の中で、いちばんいい釣りだった。

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イワてる、ありがとう、最高っす!
厚治さん、また来春!

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いいぞ、秋の磯旅(その3)

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二日目のこと。
僕らがヒラスズキを追いかけてたとき、
島の反対側では、クウルさんやタコちゃんたちが磯の開拓をしていた。

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ナイスサイズのヒラを釣り、場を休めようと
磯にすわってスマホをひらいた厚治さんのが「おおおっ!」と声をあげている。
どしたのかなあ、と思ってたら
島の反対側チームから写真が届いていた。
・・・タコちゃんの釣ったメーターオーバーのブリ。でけえ!

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試行錯誤しながら、磯へのルートを見つけ、
迷子になったり、岩でマウンテンゴートになったりしての、これ。
やっぱ、Never Stop Exploring です。悠々として急げ、です。

いいぞ、秋の磯旅(その2)

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2日目は朝からヒラスズキ狙い。
昨晩、荒木さん、タコちゃんから、夢アドバイスはもらってあった。
わくわくがヤバい。


現場についてみるとサラシがしょぼい。こりゃあタフな展開か・・・

と思ってたら、厚治さんがかけた!

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竿がドクンドクン言ってる。ドラグが引きずり出される。
いいぞ!愛には愛で感じあってる!
むずかしいコンディションの中、一本の出会いをモノにできるか。
いつも思うけど、厚治さんのルアーボックスのきれさ、針のあたらしさ、細かい気の配り方。
そういうのが、貴重な一本を獲ることにつながっているんだろうなあ。

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いいぞ!いい魚!
その後立てつづけにもう一本キャッチ。さすがや!
アタリが出なくなったあとも、そこで!?ってとこでバイトをとる。見てて勉強になる。

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厚治さんとイワテル。個人レッスン中。
でも今回、私たち、たぶん知らないうちに、
イワテルからいろんなことを個人レッスンしてもらってたのです。
イワテルほんとすごい。独特がすごい。
どうすごいかは、、、みんな五島に来てイワテルに会うとわかる。
もしくは、、、わからない。そのどっちかだ!
おれはいつか、五島の柏崎の空海の像のとなりに、イワテル像が立つと思う。
もしくは、、、たたない。そのどっちかだ!でもとにかく、イワテルありがとう。

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私は、なかなかバイトを拾えず、別の磯へ歩く。
潮位が下げるのを待ちつつ打ってたら・・・きた!
まあまあサイズだ。豪快にエラあらい。おお~って見とれてたらフックアウト。
さらに、つぎの魚がかかる!今回はちゃんと寄せた。
目の前でエラあらい!美しい!かっこいい!と見つめすぎてフックアウト。むぐぐ。

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午後の上げ潮をもう一回やったら、くるんじゃないかなあ、と思って
再度いい潮位のタイミングまで粘ってみる。たぶん時合いは短い。

そしたら、、、やっぱきた。その潮位のときだけ連発する。
相変わらず何本かバラしつつも、
3本キャッチ。
今シーズン初のヒラスズキ。色がヤバい。姿がヤバい。五島がヤバい!

 

いいぞ、秋の磯旅(その1)

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小林厚治さんと博多港で合流し、夜行フェリーで五島へ。
明け方、船からの景色がヤバかった。まじヤバい。
おもわず、「地球最高!」と甲板から叫んだ。
すると、地球が返事をするのです。
「お前も最高!」と。「ていうか、人類最高!」と。

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厚治さん。船の窓から朝日を浴びて、これからの釣りに思いをはせている(はず)。
この秋の五島がどんなにコンディション良いか、

ずいぶん吹き込んだのだ。盛って、盛って、だ。
現実なんかどうでもいい。大事なのは夢のクオリティだ!

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3日間の初日、厚治さんをどこに連れてくか悩ましかった。
ヒラスズキを釣ってほしいが、微妙に、凪。
そこで、五島の釣友イワテルとともに、魅惑の沖磯「ホゲ島」へ渡礁することに。
ホゲ島と聞くだけで、ヒラマサ、カンパチ、オオモンハタ、キジハタ、アカハタ、イサキ、シイラが
すでに釣れた気になってしまう。
実際島につくと、ベイトびっしり。その下に大型フィッシュイーターの姿も見える。
夢がヤバい!

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・・・が。潮がゆるいのだ。
厚治さんがシイラをかけるも、喰いが浅く、フックアウト。

その後、また厚治さんが、ヒラマサっぽいデカいのかける。これも喰いが浅く、フックアウト。
潮が動いた一瞬のときだけ、アカハタがバタバタっと釣れた。
夢より潮か・・・。

イワテルがアカハタを切り身にしてぶっこむ。狙うはクエ。
高級魚を餌にしたら、もっと高級魚がくる、という寸法だが・・・

俺たちの気持ちは、がっつり、ホゲ島の夢に喰いついてる。
けれど、魚たちは、なかなか喰いついてこないのだ。

こいよ!もっとこいよ!愛には愛で感じあおうよ!

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穴があいているから、ホゲ島。
向こうに見えているのは、夢だ。

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いいぞホゲ島! いいぞ夢!

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いいぞイワテル!
この秋の旅は、イワテルのすごさをひしひしと感じる旅になった。(つづく)

潮ゆるい。

秋なので海がザワザワしてる。そのせいで自分もソワソワしてる。
時間ができれば、海に行きたい。
五島の防波堤でライトショアジギングっす。
でも、潮がゆるくて、いつも見かけるボイルもない。
海を見てても、なんかこう、「潮がゆるい日っ」って感じなのです。
諦めかけてたら、息子がサゴシを釣った。
「速巻きがいいよ〜」と息子がアドバイスしてきます。
・・・最近このパターンが多い。
息子だけ釣って、アドバイスされる。くそ〜。

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「きれいに血抜きして持って帰って食べよう!」
そう言って、サゴシをさばきながら思ったのです。
たぶんこの後ジグに魚は出ない!ますます潮がゆるいから!
そこで、息子に気づかれないように、何切れか切り身にした。
皮肌の光り方がなんともいいエサじゃないか!
こっそりジグヘッドにつけて、堤防の周りで、落とし込んでいく。
一箇所、エサ取りのいない、いい感じの根があるとこ見つけた!
しばらく誘ってると・・・

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クエきた〜!
20キロになってからまた会おう!

想像力の明暗部。

急に冷え込んだ日。
夜の川へ繰り出してみました。
でかいシーバスが出るシーズンなのです。

上流から落ちてくるベイトを、明暗部で待ち構えるシーバス。
その鼻先へ、ルアーを流し込んであげる。
やったことない場所ですが、イメージはバッチリです。
あれです。メジナのフカセ釣りと同じです。
流し込んで流し込んで鼻先でドンです。できます。知ってます。

って思ってるんですが、くわない。なんでや!
いっしょに釣りしている小林厚治さんは、、、、

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70アップのまるまる太ったやつをボコボコかけている。。
同じしかけに同じルアー使ってるのに。なんでや!
「高知のアカメと同じ要領だよ!」と厚治さん。

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アカメ・・・やったことないし!

ちなみに、帰り道にコツを聞いたら、明暗部に差し掛かるとき、
「ちょいちょい」ってしたり「くいくい」ってしたり、
間をつくったり、あれやこれややってるのだそうです。

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最後にストラクチャー周りに移動。狙いは明快です。経験もある。
わりかしすぐ2本出ました・・・ホッ

釣りは、外から見たらめっちゃ単純そうなのに、
必要な水中への想像力って、実ははんぱない。
その想像力を鍛えるのは、
果てしないトライ・アンド・エラーでしょう。
もっと釣り行かなきゃ!