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夏終わってた。

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気づいたら夏が終わってるじゃないか・・・
毎年恒例のお盆フィッシングは、
暑すぎて釣りにならん!と海水浴半分での釣りが多かったんですが、
写真を引っぱり出してみると、いい魚釣れてるんじゃない?
甥っ子のマハタに、イカさんのイカ。

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赤女やオオモンハタ、あとカマスやショゴも遊んでくれました。
今年はだいぶメタルジグ買ったな・・・。

  花火代 メタルジグへと 消えていく

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出会った一人一人が思い出のように、
出会った一尾一尾が思い出やなあ。
いいこと言うなあ。。。一魚一会やなあ。

気づいたら夏終わってたから、
気づいたら来年の夏になっとるんでしょう。
それまで、いろんな釣りをがんばります。

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進化しよう。

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日々、けっこうめんどくさいことありますね。
なんで人類はもう何百万年も
(その前の生物を入れたら何十億年も)進化しといて、
恐れとか悲しみとか苦しみとか嫉妬とか全くない
ヘイヘーイ!今日もハッピーハッピー!
っていうだけの存在に進化できなかったのか。
いったい何やってたんだ!祖先たち!

あと、船酔い。あれも進化の過程でなくしてくれてよかった。
あれほんといらない。

「でもさ、不安や恐れる気持ちがあるから、
 祖先たちは危険や天敵から身を守ることができたんだ」★

みたいな反論はたしかにわかる。
でも、あまりに能天気でハッピーハッピー野郎すぎて、
ライオンが思わず食べるのをやめて
背中に乗せてわーいわーいってやりたくなるような人類に進化できたはずだった。

今後の人類のために
まず俺がそういうヤツに進化するしかない。
まあまあ、いける気がする。
キス釣りに来た防波堤でボーっとそんなこと考えてたら、
目の前をイカがすーっと泳いでいった。
チャンス!ふだんイカは釣らないが、
こういうときのためにエギは常備しているのです。
泳いで行った方になんとなく投げると、のった!わーいわーい!
防波堤の上で熟睡してる息子を
「タモの時間です!タモの時間です!」とたたき起こす。
寝ボケながらも、なんとかネットイン。ハッピーハッピー!

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その後は、先日覚えた
「エビス!って叫びながらキャストするとタイが釣れる釣法」を
トライしつづけるも、今日はうまくいかず。

夏終わってた。

気づいたら夏が終わっとった!
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この夏、イカさんの息子はひとりでイカが釣れるようになり、
その人生最初のイカに、イカさんがタモ入れをする。

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イカすぜ!人生初の一杯。

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若いもんには負けとられん!的な。

kamasu
さああと何年くらいこんなふうに無邪気に夏を過ごすでしょう
・・・みたいなことを書きそうになってしまった!
何年でも何十年でも過ごすやろ。大人になるほどバカにならんばね。

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Stay Foolish, Stay Hungry.

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Stay Foolish, Stay Hungry.

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Stay Foolish, Stay Hungry.

だいたい、休みをとってみんなで集まるのが夏だけやけん、
ついつい夏がセンチメンタルになる。
こういう時間で一年ばうめつくさんば!

師匠っ!

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もう4年も前の話なんやけど、
五島の戸楽の防波堤に釣りにいくと必ず出会う少年がおった。

いつも一人で釣りしとる。ボーズ頭の中学生。もうそれだけで素敵やん?
毎日、ひとり夢中で釣りしとる中1少年。

でっかいあらかぶが釣れる穴を教えてくれたり、カマスの釣り方教えてくれたり。
とにかくよー釣る。勝手に師匠って呼んどった。
でもそれ以来、会うこともなく月日は流れて4年。

先週たまたま戸楽の防波堤に娘と遊びに行ったら、
高校生の兄ちゃんが一人もくもくとエギングをやっている。
びしっびしっと上手なんよ。
で思ったんよね。
・・・師匠?

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すっかり大きくなって、見た目は変わってるけど、、、やっぱ師匠やん!
師匠!師匠!
大きくなったなあ。4年ぶりやもんなあ。
向こうもすぐわかってくれた!
うれしくて、エギングしてるその背中をばんばんたたく。
エギがヘンな挙動をしたやろうなあ。聞けば、高2になったって!ふはー。高2ちた!

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娘に頼んで、記念撮影。
今度、いっしょに釣り行こうぜ!って約束してきた。
この世に釣りがあってよかったなあ。

 

五島の海・ランズ・スルー・イット

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早い。あまりにも早い。また一年がたち、お盆が来て、そして終わった。
お盆は毎年イカさん(実兄)(写真上)と連日がっつり釣りに行く、というのが
大人になって以来、ずーっと続いている。
そして、いつのまにか互いに子どもができ、
いつのまにか子らが大きくなり、いっしょに釣りに行くようになり。
・・・という時間経過がおっそろしく、早い。

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私はこのお盆にイカさんに向かって心の底から言ったのです。
「一生って、あっという間やね」と。
そしてらイカさんはこう言ったのです。

 あっという間だから、いいんだ。
 つぎの世代にバトンタッチしていくんだ。
 すべては、順繰り順繰り、なんだ。

あまりに名言だったので、文字に斜体をかけてみた。
けれど、この名言は、書き言葉ではなかなか伝わらない・・・
実際は五島弁やったし。あのニュアンスをちゃんと伝えたい。
そう思って、イカさんの名言を、おれの声で再現してみた。
聞いてみてほしい。
イカさんの名言

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今年はあまりの高水温のせいか、なかなか魚が釣れなかったのだけど
そんな中でも、五島の海は応えてくれるのだ。
毎年でっかい根魚を釣りあげる甥っ子は、今年もアカジョを釣った。
今年はでっかいのは釣れなかったけど、
五島の海がいい思い出になってくれればいい。
イカさんと私も五島の海にワクワクするガキんちょだった。
すべてはまさに順繰り順繰りなのだ。

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おれはこの一匹しか釣りきらんかった。でも、もう釣果とかどーでもいい。
ありがとう、オコゼくん!
順繰り順繰りの中のひとつの思い出になってくれた。

小さい子を連れての釣りは、けっこうタイヘンだ。
根がかったーだの、もつれたーだの、とかく思い通りに釣りができなくなる。
そんな中、うちの子はムジャキにも
「オレもエギングやってみたいなあ」なんて言い出す。

まだまだキャストも上手にできないのに。
でもまあ、なんでも経験だ、と思って息子用のすっごい短いロッドの先にエギを
結んでやったら、いきなり3連続でイカを釣っていた・・・
なにかが、どんぴしゃハマってた・・・

何事も、思い通りにはならないのである。
思い通りにならずにメンドクサイこともたくさんある一方、
思いがけないおもしろさにもたくさん出会うのである。

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そういうのが、ビュンビュンと、日々積み重なっていくのである。
さあ、最後にもう一回、イカさんの名言を聞いてください。
イカさんの明言

いかさん、ありがとう

ここでいう「いか」とは、このブログにいつも書き込んでくれる人のペンネームである。
返信にいつも >いかさま って書いてたら、「イカサマ」みたいでイヤだという。
なので、「いかさん」と呼ぶことにした。

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いかさんが五島の実家に残していったイカ釣りの道具がなんとも使いやすい。
(あ、いかさんは実兄なので、それで私の実家にいかさんの道具があるわけです)

竿も、リールも、エギも、スナップさえも(おれが使ってるのとは違って)質がいいから、つい
いかさんのいない間に使ってしまう。だいぶ使いこんだ。いやあ、勝手に使いこんだ!
正直、いまや、いかさんより俺の手にフィットしていると思う。竿もリールもそう感じてると思う。

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ちょっと前までイカ釣りにあんまり興味がなかったのが、最近妙に楽しい!
なんつっても、あのラインの走る感じ!す~って行くあの感じ!
興味なかったのは、道具の問題だったのかもしれない。いい道具大事だな!

そんなわけで、五島に帰るたび主人のいない
いかさんの竿とリールに手を出してしまう悪癖がついた。いかんいかん!

この週末も、いかさんのイカ釣り道具は、いかにも五島らしいフィールドで、
いかなる状況の中でも、イカす働きを、いかんなく発揮してくれた!

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でもいちばんの大物は、自分の竿で。つっても、ワームに引っ掛かってきたのを、
どうにかこうにか海岸まで引きよせて、最後は息子が手づかみでキャッチ!
うーん、五島のいかの楽しさ、いかんともしがたいぜ!


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春の合唱

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やっぱり五島はゴールデンウィークだな、と思いを新たにしたわけです。
3月、4月は、気温の変化も大きく、急に冷え込むことも多いから、まだまだ春が遠慮がちに思える。
「春、はじめてみたんですけど・・・」と「・・・」がついている気がするのだ。
それが、4月の中頃から気温も安定してきて、ゴールデンウィークのころには、
草木も、鳥も、潮の流れも、自信たっぷりに「私、春ですから!」と歌っている。
春の大合唱です。

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そんなときは、磯を歩くにかぎる。
五島の北東の磯は、山が急にずとんと海へ落ちていて、磯を歩けば、
山の合唱も、海の合唱も、聞くことができる。

いろんな景色や魚に出会うために、朝から晩まで、とことん磯を歩いてみることにした。
最初のポイントでは、オオモンハタかエソに出会えるはず。
そう思ってワームを投げていたら・・・なんか、のそ~っとした重み。

藻か?と思っていたら、急にビクビクしだす。
最初姿が見えたときはマトウダイと思い、テンションが上がったんだけど、
正体がちゃんとわかった瞬間、さらにテンションが上がりすぎて、ドタバタしてしまった。

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約50センチのラメヒー!うほほほー!うまそー(実際にうまかった!)。

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いつもは通りすぎるだけの海岸。実は急深のナイスポイントでは?
と、エギを放り込んでみる・・・

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おったおった!

この間もずっと、山からはホーホケキョだの、ピロピロピロだの、クユックーだの聞こえてて、
ジョギングしてる人も「つれますかー!はあ!はあ!」とか言ってて、
なんかみんな明るい。

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海底の違いと、深度の差が、水色のグラデーションをつくる。
写真にはうつらない、風、匂い、音、思い出。ぜんぶひっくるめて春です。

あー、みんな、五島に来ればいいのに。

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子どもの頃、父や兄と通いつめた磯へ。

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子どものころ、家族の前で転げ落ちた磯。
あのときは母もここに来てた。よーこんな急斜面にピクニックにくるわ!と今になって思う。

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なんか投げると、なんか食ってくる。アラカブと思った魚は、ソイやった。
五島では少ないんやけどね。出会えた。

日も暮れて来て、よーし、最後はいっぱつ、ヒラスズキか青物に出会いたい、とちょっとキツめの磯へ。

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はあー。景色ですね!景色!
春の霞を斜光が照らして、ぼわ~っとなっとる。
こういうところも、五島の観光コースに入れるべきだ。急な山道を歩くことになるけど・・・。でもこれが五島やん?

目の前は流れの速い深場で、海岸の入り江は急に浅く、そこに大量のハダラらしき魚がたまってる。
期待できるぞ、と思ったけど・・・  てん、てん、てん、です。 まあ、そんなものです。

でも、夜になると、入り江はタイやらヒラスやらの宴会場になるんじゃないのかなあ。
夜ひとりでこの磯に来る勇気はないけれど。

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日が落ち、最後にスズキに会いたいなあと、夜の川べりを歩く。
潮の引いた岸でヘッドライトを消すと暗闇の中に音だけ残る。
カニたちのざわざわ、水の流れ、イナッコの跳ねる音、ルアーの着水音、対岸を走るジョガーの足音。
スズキの捕食音は聞こえなかった。
まだなのかな。

 

 

2キロのイカ物語

GW、一足先に五島に帰っていた兄ちゃんから
「でかいの釣れたぞー、2キロくらいかな、ウシシ」とのメールが届いた。
おおー、たしかに。タモよりでかい。

翌日、僕も五島に帰り、兄ちゃんに合流。
2キロのイカを食べさせてもらおうと思ったら、
「それが人にあげちゃったのよー」という。

聞けば、その2キロのアオリイカを釣った後、ポイントを移動したら
いかにも五島って感じのおばちゃんが、釣りざおを4本も並べてポイントを陣取っていた。
こっちはもうでかいの釣ったし、様子見の気分だったのだけど、

そのおばちゃん、「釣りに来たんよね?いま場所あけるから、ここで釣って」と
親切に話しかけてきたのだと言う。おばちゃんは、GWで、もうすぐ島にやってくる孫のために
おいしいイカを食べさせてあげようと、釣りに来たらしい。でもまだ釣れていない。

兄ちゃんは、そういう話に敏感だ。
家に持って帰って正確なキロ数だけは計りたい(だって自己新記録間違いナシだったから)、
と思っていたものの、「これ持ってってお孫さんに食べさせて」と
さっき釣ったばかりのイカを差し出した。

受け取れない、というおばちゃんに、どうせ食べんから、という兄ちゃん。
なんとかおばちゃんは受け取ってくれたものの、
「やっぱり・・・」と今後は小さくたたんだ1000円札を無理やり握らせてきた。
ただでは受け取れない。せめて1000円受け取ってくれ、と。

「いやいや、そんなのいらん!」
「いやいや、うけとって!」

すったもんだしているうちに、ふと見ると
ずらっと並んだおばちゃんの竿のひとつがギュンギュン絞り込まれている。
「おばちゃん、イカのきとるよ!」叫ぶ兄。
「あら、ほんと!」焦るおばちゃん。
すでに糸は100メートルほど出てたそうです。
糸をたぐりよせるおばちゃん。足一本だけ針掛かりしてたそうです。もちろんタモ入れは兄ちゃん。
無事ネットインしたイカはちょうど2キロくらいの立派なサイズだったらしい。
おばちゃん喜んだ!と同時に、兄ちゃんからもらったイカはもう返す、と言い出した。
でも、もうよかけん、2杯ともお孫さんに食べさせてよ!とその場はおさめて帰ってきたのだ、と。

へー。いい話じゃん!
そういう話が大好物のぼくは、もうすっかり盛り上がってしまったわけです。

そんで、今日。
兄ちゃんも僕も午後には五島を去らなきゃいけない。
朝一だけ、ちょっとイカやってみようかと、漁港をふらついてみた。
1か所目、先行者ありであきらめて、
2か所目、これまた先行者がいた。けど、それは例のおばちゃんだった。

今日はどうですかー?と話しかけた兄ちゃんに、おばちゃんの顔がかがやいた!
「あらー!」と。
「こないだはありがとうねー、もしかしたらまた会えるかもしれないと思って・・・」
と自分のクルマに行くと、後部座席からビニール袋を持って出てきた。
ん?なんだ?
・・・コメだ!

お礼です、と。いらんと言い張る兄ちゃんに、今回はおばちゃんが押しつけた。
イカがコメに化けた!

「ちなみに」と先日のイカのことも教えてくれた。
兄ちゃんにもらったイカは2.1キロで、おばちゃんが釣ったイカは1.9キロやったらしい。
兄ちゃんの自己新記録のアオリイカは、「2.1キロ」やった。

・・・というわけで、兄ちゃん過去最大のイカの、ブツ持ち写真!
持ってるの、米やけどね。


見切られの科学。

心身が疲れきっていて、こういうときは磯を歩いて、
一度「まともな疲れ」にするのがよいはずだと急きょ五島へ。
さらに島に渡る。一発イイのをかけたけど、すぐにバラした。ぜんぜん問題ない。
俺は「釣り人が俺」という大きなハンデを背負っていつも釣りをしているのだ。想定内だ。

そのあとサラシがなくなり、全くあたりが出ないので、
いつかビデオで見た「侍ツルサキの超絶ヒラスズキすぺしゃる」(たぶんぜったいタイトル間違ってると思う)
の中の、穴釣りテクニックを真似してみる。
バイブレーションを沖から引いてきて、根と根の間のスポットでヒラヒラと落とす、みたいな。

なんでもやってみるもんだなあ。まったくサラシのないどクリアな水の中を
一匹の美しいヒラスズキが追いかけてきて、
根と根の間で落ちゆくバイブレーションにいままさに食らいつこうとしている!
が、次の瞬間、コツンとルアーをつつくと、
身体をクの字に曲げてシュバッと身を翻し、沖へ去っていった。
ウハーっ!おもしろい!

ルアーにがぶりといかなかったのは、いわゆる「見切った」ってやつでしょう。
帰りの船でずっと考えてたのは、魚がルアーを「見切る」ってどういうことやろう、と。
「これは食べちゃいけないやつだ」っていうのがDNAに組み込まれているとしたら、
それは毒魚とかでしょう、きっと。
「魚に似た怪しい動きをするやつを食べてはいけない」というルールを、
魚はどう学んで、それがどう次の世代に伝達されるのか、
っていうのは不思議なもんだなあと思う訳です。
だれかもうそういう研究してるのかな。きっとしてるんだろうなあ。

帰りの船でとなりあわせたエギンガーさん。
ハンサムやし、人当たりもめっちゃいいから、思わず写真を撮らせてもらった。
高校生かと思ったけど、クルマ運転してたし、たぶん大人やな。
ほんとハンサム&ナイスガイやったなあ。そりゃあイカも寄ってくると思うよ。

夏休みはそんなにあっという間でもなく。

夕日を見送るように飛行機は飛ぶ。

クールさん、いいこと言ってた。

やんちゃぼーず。

わらしべ釣法!

アコウがいたぞ

甥という名の先生

写真には風が写らないもんね

夏休みのラスト一投で

夕方の便で五島を発ち東京へ向かうと、夕日が沈む方向と逆に向かって飛ぶことになる。
太陽は一気に沈んで、夜が急速にやってくる。
夏休みの終わりにこの飛び方をすると、「はい、夏おしまい!」と言われた気分になる。
ただでさえセンチメンタルな状況なのに追い打ちをかけられる。まったくもう。

毎年同じ夏を繰り返しているようでそうではないんだなあとか、
じつは毎年人も海もまるっきり変わっているんじゃないかなあとか、
だから今この瞬間ってことしかないんじゃないかなあとか、
そんなことを考えちゃって、とことん釣りにのめりこむ、って感じじゃなかったなあ。

お盆のころの五島っていうのは、いろんな念がうずまいて、なかなか釣りに集中できない。
いや、もちろんそれでも釣りに行くんだけど。

こうして写真を並べると、写真の情報量の少なさにきづく。
その瞬間にその場に「いる」っていうことの情報量の圧倒的な多さっていうのは
すごいもので、ぼくの写真ではそんなの伝えきれない。

その時、その場に「いる」っていうのを大事にしたい。
魚のこと。魚と海との不思議な関係性のこと。
魚を追い求める人たちが持っている、狩猟本能っていうだけじゃ片づけられないよくわからない情熱のこと。
「その場にいる」ことで、そういうことを感じつづけたい。

釣れると楽しくて
釣れたらいいなって思う人に釣れるのは最高で
釣れたらいいなあって話してるのはいい時間で
釣れないっていうのも一歩引いてみると良いもんだ。

夏終了。
せつないけれど、せつなさは大事にしたい何かがあることの裏返しだから、
せつなさはせつなさのままでよし。
思いきりせつなければそれでよし。