先週の話なんですが。
春風が吹き始め、心のドアをノックするわけです。
「コンコン!春きたよー!」
「おお〜!待ってたよ!じゃあ釣れはじめる?」
「腕次第ですけどね!」
「腕かあ〜〜腕はどうかな〜〜〜〜〜」
春風との会話は、実際に声に出して、
風に向かって話さないとダメです。
そうしてはじめて、自然のことがわかるというものです。
それにしてもソワソワします。
いい風が吹いてくれれば、ヒラスズキが釣れそうです。
でも、休みがとれた週末に限って、無風の凪予報ですよ。
大丈夫。慣れてます。
深夜フェリーで五島に帰り、
釣友タコちゃんの仕事場のドアを春風のようにノックする。
「コンコン!来たよー!春風だよー!」
友達との会話でも、こういうことを
本気で口に出して言わないとダメなのです。
口に出し続けて、少しずつ、自然と一体になるのです。
翌朝。
天気予報は、無風&凪だったので、
ヒラスズキではなく、青物狙いの磯へ。
でも、早朝の山道を車で走っていると草木が風に揺れている。
あれあれ?
磯を見下ろしてみると、、、サラシてる!
予報、ちがうじゃん!
(でもいろいろ妄想してたから、
ちゃんとヒラスズキタックルも用意してある!)
急きょ、予定とちがう磯へおりる。
磯際にたどり着くと、一面のサラシ!
タコちゃん、一投(笑)!
さらにもう一尾!さすが!も〜焦るなあ!
私は、連続バラシ。
食いが浅いか、腕が悪いかのどっちかだ。
(それか、どっちもだ。)
だんだんアタりがなくなってきたので、
ミノーからバイブレーションに変えて、
サラシの下をじんわりじんわり引くイメージでやってたら、きたー!
瀬際まで寄せたけどなかなか上がってこない。
なんかデカそう。どうしよう。
糸スレちゃいそうだから、
ドラグ緩めて走らせて再度巻きます!
・・・・重い!と思ってたらちょうどいい波がきてランディング。
すかさずタコちゃんがボガを突っ込んでくれた。
やたー!!!!
86センチ!この体高!かっこいい!うれしくて震える!
自己最高です。そして前回の自己最高のときも、
タコちゃんがキャッチしてくれたのでした。
ありがとう友!ありがとう魚!ありがとう春風!
帰り道はゼエゼエ言いながらなんとか車にたどりついた。
運動不足。