ヒラメ」タグアーカイブ

春の合唱

001

やっぱり五島はゴールデンウィークだな、と思いを新たにしたわけです。
3月、4月は、気温の変化も大きく、急に冷え込むことも多いから、まだまだ春が遠慮がちに思える。
「春、はじめてみたんですけど・・・」と「・・・」がついている気がするのだ。
それが、4月の中頃から気温も安定してきて、ゴールデンウィークのころには、
草木も、鳥も、潮の流れも、自信たっぷりに「私、春ですから!」と歌っている。
春の大合唱です。

003

そんなときは、磯を歩くにかぎる。
五島の北東の磯は、山が急にずとんと海へ落ちていて、磯を歩けば、
山の合唱も、海の合唱も、聞くことができる。

いろんな景色や魚に出会うために、朝から晩まで、とことん磯を歩いてみることにした。
最初のポイントでは、オオモンハタかエソに出会えるはず。
そう思ってワームを投げていたら・・・なんか、のそ~っとした重み。

藻か?と思っていたら、急にビクビクしだす。
最初姿が見えたときはマトウダイと思い、テンションが上がったんだけど、
正体がちゃんとわかった瞬間、さらにテンションが上がりすぎて、ドタバタしてしまった。

hirame

約50センチのラメヒー!うほほほー!うまそー(実際にうまかった!)。

005

いつもは通りすぎるだけの海岸。実は急深のナイスポイントでは?
と、エギを放り込んでみる・・・

004

おったおった!

この間もずっと、山からはホーホケキョだの、ピロピロピロだの、クユックーだの聞こえてて、
ジョギングしてる人も「つれますかー!はあ!はあ!」とか言ってて、
なんかみんな明るい。

006

海底の違いと、深度の差が、水色のグラデーションをつくる。
写真にはうつらない、風、匂い、音、思い出。ぜんぶひっくるめて春です。

あー、みんな、五島に来ればいいのに。

008

子どもの頃、父や兄と通いつめた磯へ。

007

009

子どものころ、家族の前で転げ落ちた磯。
あのときは母もここに来てた。よーこんな急斜面にピクニックにくるわ!と今になって思う。

010

011

012

なんか投げると、なんか食ってくる。アラカブと思った魚は、ソイやった。
五島では少ないんやけどね。出会えた。

日も暮れて来て、よーし、最後はいっぱつ、ヒラスズキか青物に出会いたい、とちょっとキツめの磯へ。

014

はあー。景色ですね!景色!
春の霞を斜光が照らして、ぼわ~っとなっとる。
こういうところも、五島の観光コースに入れるべきだ。急な山道を歩くことになるけど・・・。でもこれが五島やん?

目の前は流れの速い深場で、海岸の入り江は急に浅く、そこに大量のハダラらしき魚がたまってる。
期待できるぞ、と思ったけど・・・  てん、てん、てん、です。 まあ、そんなものです。

でも、夜になると、入り江はタイやらヒラスやらの宴会場になるんじゃないのかなあ。
夜ひとりでこの磯に来る勇気はないけれど。

0152

日が落ち、最後にスズキに会いたいなあと、夜の川べりを歩く。
潮の引いた岸でヘッドライトを消すと暗闇の中に音だけ残る。
カニたちのざわざわ、水の流れ、イナッコの跳ねる音、ルアーの着水音、対岸を走るジョガーの足音。
スズキの捕食音は聞こえなかった。
まだなのかな。

 

 

ビビるの大事!

関東を離れる前に一度釣っておきたかったヒラメ。
ヒラメといえば平砂浦。
着いた瞬間テンション上がって叫びました。ミーハー!
にしてもここは管釣りか?てくらい釣人ズラリ。
そして、がんばるも、あたらず。あきらめます。

帰りにいいサラシ発見。急きょヒラスズキねらい。
でも房総の低い磯と太平洋のうねりは油断禁物やったほんとに。
ウェット着る。一歩下がる。ルールにする。