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いつぞやのつり。

この時期は毎年忙しくてジンマシンが出ます。
今年はジンマシンにはなってないけど、つりにも行けないまま、
からだのあちこちにボロが出はじめています。がんばれ俺のカラダ!

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いつぞやの船からの景色。
冬は寒いし釣りものが少なくて気分が上がらないけど
空気が澄んでるし、景色は冬が一番いいのかもしれない。

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近所でのアラカブ。
まあまあの味噌汁サイズだったけど、息子はしばし考えた後リリースを決断。

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いつぞやのヤズ。
「今年中によいヒラマサを釣る」目標を達成できないまま、
今年もあと10日。。。しかし!最後の最後にドラマが!


・・・ってならんかなあ!

 

いいぞ、秋の磯旅(その4)

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最終日。前日の南風は西よりに向きを変え、強く吹いた。
もろ風表に立つと、釣りにならない。
少しでも風裏になれば、サラシが全くない。
風向きも潮位も刻一刻と変わっていく。
今日を逃すと、この秋のシーズン、もうヒラスズキをやれる日はない。
どうすればいいか、ぐるぐるぐるぐる考えつづける。

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迷いつつ、試しつつ。

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釣行中「イタチを見ると釣れる」ってジンクスが出来てたんだけど、
この日、心折れかけて移動する3人の目の前に、いきなりイタチが飛び出した。

つりの神様、いたずら好きやなあ。

一日さんざん頭使って、やりつくして、全くアタリとれず。
でも3日間の中で、いちばんいい釣りだった。

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イワてる、ありがとう、最高っす!
厚治さん、また来春!

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いいぞ、秋の磯旅(その3)

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二日目のこと。
僕らがヒラスズキを追いかけてたとき、
島の反対側では、クウルさんやタコちゃんたちが磯の開拓をしていた。

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ナイスサイズのヒラを釣り、場を休めようと
磯にすわってスマホをひらいた厚治さんのが「おおおっ!」と声をあげている。
どしたのかなあ、と思ってたら
島の反対側チームから写真が届いていた。
・・・タコちゃんの釣ったメーターオーバーのブリ。でけえ!

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試行錯誤しながら、磯へのルートを見つけ、
迷子になったり、岩でマウンテンゴートになったりしての、これ。
やっぱ、Never Stop Exploring です。悠々として急げ、です。

いいぞ、秋の磯旅(その2)

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2日目は朝からヒラスズキ狙い。
昨晩、荒木さん、タコちゃんから、夢アドバイスはもらってあった。
わくわくがヤバい。


現場についてみるとサラシがしょぼい。こりゃあタフな展開か・・・

と思ってたら、厚治さんがかけた!

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竿がドクンドクン言ってる。ドラグが引きずり出される。
いいぞ!愛には愛で感じあってる!
むずかしいコンディションの中、一本の出会いをモノにできるか。
いつも思うけど、厚治さんのルアーボックスのきれさ、針のあたらしさ、細かい気の配り方。
そういうのが、貴重な一本を獲ることにつながっているんだろうなあ。

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いいぞ!いい魚!
その後立てつづけにもう一本キャッチ。さすがや!
アタリが出なくなったあとも、そこで!?ってとこでバイトをとる。見てて勉強になる。

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厚治さんとイワテル。個人レッスン中。
でも今回、私たち、たぶん知らないうちに、
イワテルからいろんなことを個人レッスンしてもらってたのです。
イワテルほんとすごい。独特がすごい。
どうすごいかは、、、みんな五島に来てイワテルに会うとわかる。
もしくは、、、わからない。そのどっちかだ!
おれはいつか、五島の柏崎の空海の像のとなりに、イワテル像が立つと思う。
もしくは、、、たたない。そのどっちかだ!でもとにかく、イワテルありがとう。

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私は、なかなかバイトを拾えず、別の磯へ歩く。
潮位が下げるのを待ちつつ打ってたら・・・きた!
まあまあサイズだ。豪快にエラあらい。おお~って見とれてたらフックアウト。
さらに、つぎの魚がかかる!今回はちゃんと寄せた。
目の前でエラあらい!美しい!かっこいい!と見つめすぎてフックアウト。むぐぐ。

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午後の上げ潮をもう一回やったら、くるんじゃないかなあ、と思って
再度いい潮位のタイミングまで粘ってみる。たぶん時合いは短い。

そしたら、、、やっぱきた。その潮位のときだけ連発する。
相変わらず何本かバラしつつも、
3本キャッチ。
今シーズン初のヒラスズキ。色がヤバい。姿がヤバい。五島がヤバい!

 

いいぞ、秋の磯旅(その1)

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小林厚治さんと博多港で合流し、夜行フェリーで五島へ。
明け方、船からの景色がヤバかった。まじヤバい。
おもわず、「地球最高!」と甲板から叫んだ。
すると、地球が返事をするのです。
「お前も最高!」と。「ていうか、人類最高!」と。

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厚治さん。船の窓から朝日を浴びて、これからの釣りに思いをはせている(はず)。
この秋の五島がどんなにコンディション良いか、

ずいぶん吹き込んだのだ。盛って、盛って、だ。
現実なんかどうでもいい。大事なのは夢のクオリティだ!

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3日間の初日、厚治さんをどこに連れてくか悩ましかった。
ヒラスズキを釣ってほしいが、微妙に、凪。
そこで、五島の釣友イワテルとともに、魅惑の沖磯「ホゲ島」へ渡礁することに。
ホゲ島と聞くだけで、ヒラマサ、カンパチ、オオモンハタ、キジハタ、アカハタ、イサキ、シイラが
すでに釣れた気になってしまう。
実際島につくと、ベイトびっしり。その下に大型フィッシュイーターの姿も見える。
夢がヤバい!

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・・・が。潮がゆるいのだ。
厚治さんがシイラをかけるも、喰いが浅く、フックアウト。

その後、また厚治さんが、ヒラマサっぽいデカいのかける。これも喰いが浅く、フックアウト。
潮が動いた一瞬のときだけ、アカハタがバタバタっと釣れた。
夢より潮か・・・。

イワテルがアカハタを切り身にしてぶっこむ。狙うはクエ。
高級魚を餌にしたら、もっと高級魚がくる、という寸法だが・・・

俺たちの気持ちは、がっつり、ホゲ島の夢に喰いついてる。
けれど、魚たちは、なかなか喰いついてこないのだ。

こいよ!もっとこいよ!愛には愛で感じあおうよ!

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穴があいているから、ホゲ島。
向こうに見えているのは、夢だ。

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いいぞホゲ島! いいぞ夢!

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いいぞイワテル!
この秋の旅は、イワテルのすごさをひしひしと感じる旅になった。(つづく)

潮ゆるい。

秋なので海がザワザワしてる。そのせいで自分もソワソワしてる。
時間ができれば、海に行きたい。
五島の防波堤でライトショアジギングっす。
でも、潮がゆるくて、いつも見かけるボイルもない。
海を見てても、なんかこう、「潮がゆるい日っ」って感じなのです。
諦めかけてたら、息子がサゴシを釣った。
「速巻きがいいよ〜」と息子がアドバイスしてきます。
・・・最近このパターンが多い。
息子だけ釣って、アドバイスされる。くそ〜。

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「きれいに血抜きして持って帰って食べよう!」
そう言って、サゴシをさばきながら思ったのです。
たぶんこの後ジグに魚は出ない!ますます潮がゆるいから!
そこで、息子に気づかれないように、何切れか切り身にした。
皮肌の光り方がなんともいいエサじゃないか!
こっそりジグヘッドにつけて、堤防の周りで、落とし込んでいく。
一箇所、エサ取りのいない、いい感じの根があるとこ見つけた!
しばらく誘ってると・・・

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クエきた〜!
20キロになってからまた会おう!

想像力の明暗部。

急に冷え込んだ日。
夜の川へ繰り出してみました。
でかいシーバスが出るシーズンなのです。

上流から落ちてくるベイトを、明暗部で待ち構えるシーバス。
その鼻先へ、ルアーを流し込んであげる。
やったことない場所ですが、イメージはバッチリです。
あれです。メジナのフカセ釣りと同じです。
流し込んで流し込んで鼻先でドンです。できます。知ってます。

って思ってるんですが、くわない。なんでや!
いっしょに釣りしている小林厚治さんは、、、、

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70アップのまるまる太ったやつをボコボコかけている。。
同じしかけに同じルアー使ってるのに。なんでや!
「高知のアカメと同じ要領だよ!」と厚治さん。

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アカメ・・・やったことないし!

ちなみに、帰り道にコツを聞いたら、明暗部に差し掛かるとき、
「ちょいちょい」ってしたり「くいくい」ってしたり、
間をつくったり、あれやこれややってるのだそうです。

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最後にストラクチャー周りに移動。狙いは明快です。経験もある。
わりかしすぐ2本出ました・・・ホッ

釣りは、外から見たらめっちゃ単純そうなのに、
必要な水中への想像力って、実ははんぱない。
その想像力を鍛えるのは、
果てしないトライ・アンド・エラーでしょう。
もっと釣り行かなきゃ!

 

ヒラマサへの道(3)

先日の、超ハード地磯で迷子になって以来、
もうキツめコワめの磯はやめとこう、と思ってました。
今回は、エントリーが厳しい場所ではない。

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・・・はず。・・・でした。・・・のだが。

いろいろあって、気づけば過酷な行程に。
途中何度か、同行のイワテルくんが「俺たちカモシカか!」と
叫んでたんですが、下の「マウンテン・ゴート」のことですね。

ネットで写真見て「すごい」というより「俺たちじゃん」と思った。
途中、荒木さんとタコちゃんは、もっとマウンテンゴートだった。

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磯に着いた時は、足がガクガク。
ふんばってキャストするも、ヒラマサはトップに出てくれない。
ジグに切り替えて、アカハタ釣る。
となりでばんばんアカハタ釣ってたクウルさんに別の大物がかかる。
ドラグがギュンギュン鳴いて、ラインブレイク。残念。

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↓イワテルとアカハタ。いい型ぞろい。

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帰り道。ふたたびマウンテンゴート。
まじできつい!でも、絶景。
マウンテンゴートも、すごい景色見てるんだろうなあ。
もうこんなのイヤだ!と思うのだけど、
道中クウルさんが「おれたち冒険者じゃん?」とか
「悠々として急げ(by 開高さん)」とか、
男心をくすぐるセリフを差し込んでくる。
いい言葉だ。男はNever Stop Exploringだ。
と思うけど、、、、やっぱキツイ。

・・・ところで、いつヒラマサ釣れるんやろなあ!

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(タコちゃんの写真借りました〜)

夜ボート。

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時間ができたので、ストライカーさんに乗船。
けっこう渋くて苦労したなあ・・・
タイトに通さないと出ません。
ビシッビシッと毎回タイトにやれないんですよねえ。
でも、決まると出ます。
キクヤさん、いいの釣りましたー!モンゲー!

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厚治さんはやっぱキャストうまい。

ヒラマサへの道(2)

でかいヒラマサが釣りたい。
クウルさんタコちゃんが、とっておきの地磯に誘ってくれました。
私は初めての場所。高いとこが苦手なので事前に確認したのです。
「そこは降りるのに怖くない地磯なの?」と。
そしたら「怖くはないよ。長いだけで。」との返事。
長い・・・?

ま、怖くないなら大丈夫かあ〜と、
ヒラマサで頭がいっぱいなのでウキウキ出発しました。

夜明け前の暗闇のなか、山を下っていきます。
長い。道のりが長すぎる!そして斜面が急すぎる!時々垂直じゃん!
何度も確認したんです。「これ、帰り、登ってこれると?」と。
そしたら、ふたりとも「大丈夫」とは言わない。
ただ暗闇の藪の中で「帰りのことは考えるなっ!」とだけ聞こえてくる。

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やっとのことで磯に降り立つと、すさまじい絶景。
そしてすさまじく釣れそう。
でもほぼ垂直の長〜い山道を
踏ん張りながら降りてきたため、膝が笑って磯を歩けない。
もう一度、聞いてみる。

「帰り、ほんとにダイジョウ・・・」
「帰りのことは考えるなっ!」

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開始早々でっかいシイラがクウルさんのルアーに襲いかかったり、
目の前でバショウカジキが豪快にジャンプしたり、
すごい光景を目にしつつも、
ヒラマサはタコちゃんの一本のみ。
たまに根魚狙いに変更し、みんなでアカハタを釣る。

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そして考えないことにしてた、例の、帰り道。
磯から、山と崖を見上げる。泣きたくなる。
「瀬渡し船を呼んじゃったりして〜!」
冗談っぽく言ったけど、めっちゃ本気。瀬渡し呼ぼうよ!

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必死に登る。一応たまにロープも張ってあるが、
しばらく誰も通ってないらしく
途中木登りになり、クリフハンガーになり、最後は迷子になった(笑)。
・・・笑い事じゃない!

光の先に道がある!と
ちょっと宗教っぽい言葉で自分をはげまし、上へ上へ目指したら道路に戻った!
全身ズタボロ。この泥だらけの魚たちのように。

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ふたりが「しばらくは来なくていいね」と言ってる。また来る気か!

でかいヒラマサへの道は、長く、険しい。
そしていまちょっと迷子中。