ヒラマサへの道(2)

でかいヒラマサが釣りたい。
クウルさんタコちゃんが、とっておきの地磯に誘ってくれました。
私は初めての場所。高いとこが苦手なので事前に確認したのです。
「そこは降りるのに怖くない地磯なの?」と。
そしたら「怖くはないよ。長いだけで。」との返事。
長い・・・?

ま、怖くないなら大丈夫かあ〜と、
ヒラマサで頭がいっぱいなのでウキウキ出発しました。

夜明け前の暗闇のなか、山を下っていきます。
長い。道のりが長すぎる!そして斜面が急すぎる!時々垂直じゃん!
何度も確認したんです。「これ、帰り、登ってこれると?」と。
そしたら、ふたりとも「大丈夫」とは言わない。
ただ暗闇の藪の中で「帰りのことは考えるなっ!」とだけ聞こえてくる。

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やっとのことで磯に降り立つと、すさまじい絶景。
そしてすさまじく釣れそう。
でもほぼ垂直の長〜い山道を
踏ん張りながら降りてきたため、膝が笑って磯を歩けない。
もう一度、聞いてみる。

「帰り、ほんとにダイジョウ・・・」
「帰りのことは考えるなっ!」

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開始早々でっかいシイラがクウルさんのルアーに襲いかかったり、
目の前でバショウカジキが豪快にジャンプしたり、
すごい光景を目にしつつも、
ヒラマサはタコちゃんの一本のみ。
たまに根魚狙いに変更し、みんなでアカハタを釣る。

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そして考えないことにしてた、例の、帰り道。
磯から、山と崖を見上げる。泣きたくなる。
「瀬渡し船を呼んじゃったりして〜!」
冗談っぽく言ったけど、めっちゃ本気。瀬渡し呼ぼうよ!

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必死に登る。一応たまにロープも張ってあるが、
しばらく誰も通ってないらしく
途中木登りになり、クリフハンガーになり、最後は迷子になった(笑)。
・・・笑い事じゃない!

光の先に道がある!と
ちょっと宗教っぽい言葉で自分をはげまし、上へ上へ目指したら道路に戻った!
全身ズタボロ。この泥だらけの魚たちのように。

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ふたりが「しばらくは来なくていいね」と言ってる。また来る気か!

でかいヒラマサへの道は、長く、険しい。
そしていまちょっと迷子中。

ヒラマサへの道(1)

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ヒラマサ狙いで、クウルさんと磯へ。
クウルさんがヒラゴを釣りました。
私にも一発でたんですが、針がかりしなかったです。

できれば今年中に磯ヒラスが釣りたい。
じゃなきゃ今年度中に。
こないだ釣ったのは、小さくて、まだヒラマサと呼べるサイズじゃなかった。

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ちなみにヒラスズキが釣りたい!ってなったときは、
思いたってから釣るまでにたぶん1年近くかかった。
あのときは、堤防でシーバスやるときも、
ヒラスズキタックルもちこんで向かい風の中で振り続けられる練習をしてた。
http://daysandtide.upper.jp/?p=1

磯からちゃんとしたヒラマサを釣るのに必要なことは、
いろいろありそうなんだけど、まずは・・・筋力やな(笑)。
足場の高い磯からヘビータックルで
ペンシルやジグを引き続けるのはほんとキツイ。
筋力、体力。まずそこからがんばる。
・・・マジメやな!

くやしい堤防

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気がつけば秋やなあ!
人間も活性上がりますよねえ。
今日は、カマスとサゴシをつりに、息子と堤防へ。
なぜかイトヨリ釣れた。初めて陸からイトヨリ釣った!

カマスもサゴシもシブく、ちょこちょこしか釣れない。
底のほうにたまってんのかなあと、メタルジグでボトムを
チョコチョコやりつづけていたらいいあたり。
浮いてきたのは40センチくらいの・・・ハタ?かな、これ?

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この直後、同じようなアタリで、
さらにデカいやつを息子がかけまして、
もうちょいのとこまで寄せたけど、ぶっちぎられた。たぶん同じ魚かな。
悔しくて堤防をバンバン蹴ってる息子に、
ノットもドラグもリーダーのチェックもこういうときのためにあるんだぞ!
とエラそうなことを言ってみたりする。

夜、家で、今日のあいつデカかったよな?と話しかけると、
「思い出すから二度と言わないでっ!」とのこと。
ばか、そういう魚を思い出しながらあれこれ考えんのが楽しいんじゃん。

思い出。

15年前、俺の結婚式でおじちゃんが
乾杯の音頭をとってくれた時、

「釣りが好きだと言ってますが、
直史の釣りの才能はピンポン球くらいのものです」

と言って笑わせてた。
今考えるとなんちゅう挨拶だと思うけど、
場をあったかくできる大人ってのはすごいな、と思ったものです。
おじちゃん、ありがとうございました。
俺ピンポン球で釣りがんばる。

https://youtu.be/ZgTCa6ZMosw

ヒラス師

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ちなみに左上に小さく写ってる私、ファイト中です。
小〜さいヒラスなんですが、大ファイトみたいになってます。
あこがれのヒラス師、DUOの松本さんが来島していて、
クウルさんと釣りに行くというので押しかけてきました。

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ヒラスが釣りたくて、2年くらい前に松本さんがテスターしてるロッド、
Blue Visionを買ったんですが、いつも頭はヒラスズキで、
青物に身が入らなくてですね、、、
でもこの秋こそはヒラスを!と思っていたところだったのです。

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朝一番からトップに魚がついてきます。
足元でボシュッと乗ってくれました。
2本キャッチしましたが、まだ子どもなヒラゴなので、
ヒラスを釣ったことにはなりません。

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松本さんもヒラゴゲット。
そのあと、でかいサンマが煙のように水しぶきをあげながら
大型魚に追われるものすごい光景がありまして、おお〜っ!てなってたら、
松本さんのプラグにでかいのがドカッッと出た。
でも乗らず。。。

その後、ヒラス師の釣りを横目でずーっと盗み見しとりました。

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クウルさんが記念撮影してくれました。
シマノのロッドホルダーですが、Blue Visionなのです。
よーし、この竿で、この秋ヒラマサ釣るぞー。まずは5キロ!

夏終わってた。

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気づいたら夏が終わってるじゃないか・・・
毎年恒例のお盆フィッシングは、
暑すぎて釣りにならん!と海水浴半分での釣りが多かったんですが、
写真を引っぱり出してみると、いい魚釣れてるんじゃない?
甥っ子のマハタに、イカさんのイカ。

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赤女やオオモンハタ、あとカマスやショゴも遊んでくれました。
今年はだいぶメタルジグ買ったな・・・。

  花火代 メタルジグへと 消えていく

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出会った一人一人が思い出のように、
出会った一尾一尾が思い出やなあ。
いいこと言うなあ。。。一魚一会やなあ。

気づいたら夏終わってたから、
気づいたら来年の夏になっとるんでしょう。
それまで、いろんな釣りをがんばります。

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真夏の磯の夢。

0asa
クウルさんと、タコちゃんと、沖磯わたろーぜ!ってことになりまして。
あれ釣りたいね、これ釣りたいねと話してるうちに、
わくわくしすぎて、うんこが出そうになりました。
(わくわくしすぎると肛門が開く感じしますよね?しませんかね?)

5時出航。
この夏の早朝の海を疾走するだけで、ほぼ満足です(いつも満足が早い)。

沖磯によじのぼると、なんか臭い。
見ると、うんこが落ちてました。
前にここにきた人もわくわくしすぎて、うんこが出たんやなあ。感慨。

1akajo
のっけからいい感じで、アカハタ釣れまして。

2isaki
ほんとにイサキきたよ!とか言って。40センチくらい。

3hirasu
ヒラス!ずるい!

4kanpachi
カンパチ!うらやましい!

5yazu
ヤズ!なんかっち!

6hagatsuo
ハガツオ!うまそう!

7onikasa
オニカサゴ!いたそう!

8akou
アコウ!っっっっしゃああああ!
オオモンハタ狙ってたけど、っっっっしゃああああ!

9shira
みんなで大騒ぎして獲った、エイリアン!
でかすぎて笑った、エイリアン!
(卒業式の呼びかけ風に)

夏の五目釣り最高やったねー。
なんて言いながら帰ってきたのだが、5目どころか、数えたら9目。
おしい〜あと1目で、10なのに、、、って思いながら写真見返したら
・・・もう一目おった笑↓

10kitamakura
夏の10目ジギング。いい日も(たま〜〜〜〜に)ありますね。

タモニケーション。

IMG_0637

ひさびさ休めたので、五島でキス釣りに。
キス釣りおもしろくないですか?
コココン!っていうあたり、なにげにテクニカルなとこ、あと、
かかったキスに何かが食いつくハプニングもおもしろいです。

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息子の竿が急にのされました。
たまたまドラグがいいかんじに緩んでて、
たまたま適切なかんじのやりとりをしている。
キスに何かがくいついたのか?願わくばヒラメ、じゃなきゃコチ!
と横目で見てたら、浮いてきたのはヘダイ。
キスにくいつく魚ではなかった。。。
にしても、抜き上げは難しそう。
こんなときのためにタモを持っておけばいいんですが、

「タモを持っているとなんかタモを使うことにならない気がするから
持っていかないほうがいい」んだそうです(息子談)。

ちかくの漁師さんの船に息子を走らせタモを借りる。
「タモ貸してくださーい」「持ってけーがんばれよー」
五島のタモニケーション。なかなかいいものです。
そう考えると、タモ持ってかないほうがいいのかも。
(借りる相手がいないとアウトですけど)

進化しよう。

aracab

日々、けっこうめんどくさいことありますね。
なんで人類はもう何百万年も
(その前の生物を入れたら何十億年も)進化しといて、
恐れとか悲しみとか苦しみとか嫉妬とか全くない
ヘイヘーイ!今日もハッピーハッピー!
っていうだけの存在に進化できなかったのか。
いったい何やってたんだ!祖先たち!

あと、船酔い。あれも進化の過程でなくしてくれてよかった。
あれほんといらない。

「でもさ、不安や恐れる気持ちがあるから、
 祖先たちは危険や天敵から身を守ることができたんだ」★

みたいな反論はたしかにわかる。
でも、あまりに能天気でハッピーハッピー野郎すぎて、
ライオンが思わず食べるのをやめて
背中に乗せてわーいわーいってやりたくなるような人類に進化できたはずだった。

今後の人類のために
まず俺がそういうヤツに進化するしかない。
まあまあ、いける気がする。
キス釣りに来た防波堤でボーっとそんなこと考えてたら、
目の前をイカがすーっと泳いでいった。
チャンス!ふだんイカは釣らないが、
こういうときのためにエギは常備しているのです。
泳いで行った方になんとなく投げると、のった!わーいわーい!
防波堤の上で熟睡してる息子を
「タモの時間です!タモの時間です!」とたたき起こす。
寝ボケながらも、なんとかネットイン。ハッピーハッピー!

ika

その後は、先日覚えた
「エビス!って叫びながらキャストするとタイが釣れる釣法」を
トライしつづけるも、今日はうまくいかず。

東京湾

jack

そのことを思っちゃうと、
もうそうしないわけにはいかない、っていうときありますね。
ちょっと前ですが、
キクヤさん誘ってジャックに乗ってシーバスを釣る、
っていう妄想にとりつかれまして、
そしたらキクヤさん行けるっていうし、
ジャックさん空いてるっていうしで、ナイト便に乗船。
東京湾は3年ぶりくらいか。

kikuyasa

ことシーバスに関しては、ほんと東京湾すごいです。
この日も途中から釣り堀状態になりました。
トップへの出方がアマゾンっぽくて(行ったことないけど)、
ここはアマゾンだつって大騒ぎしてました。

IMG_0496

また夜の工場まわりが超かっこよくてですね。
五島の海もいいですが、東京湾もいいよね。