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カタログのくせに!

このあいだ釣り場でいやなことをしちゃいました
磯に居合わせた知らない人に先まわりして、我先にポイントに入ろうとした。
思い出すといや~な気持ちになる。何のために釣りしてんだろうオレ。
釣れりゃいいってもんじゃないのに。ごめんなさい。

話は変わって、ルアーメーカーであるimaの今年のカタログ。
15周年記念版らしい。これが、すばらしいんですよ。

「釣りのある人生」をテーマに、
imaのテスター陣がそれぞれの人生を語っているんですが、
そのうちのいくつかは、ちょっと涙が出そうになるくらいのものです。

特集記事は、小林厚治さんの釣りの人生についてで、
文章は二神慎之介さんなんですが、これがすばらしい。
情熱にあふれてて、でも抑制のきいた文章で
(つまり、厚治さんの人柄のような文章で)すばらしいです。

そしてわれらが五島のスター、荒木潤一さんが、
五島とそこを訪れる人について語った文章もすばらしいです。
五島に生まれ育ち、いま五島をおとずれる立場としては、とくに泣けます。
でもいろいろたくらみをする人だから、
あれもなにかのたくらみの一環なのかな・・・だまされんぞ!

釣りをしていると、なんのために釣りしてるんだろう?
って考えさせられます。そして、なぜ釣りを?を考えることは、
おのずと、なぜ生きる?を考えることに近くなります。
もちろん大物を釣りたいし、たくさん数を釣りたいんだけど、
その先で、自分が暮らす場所の自然とどうかかわるか、とか
人とどうかかわるか、とかについて考えることになる。

やっぱり「自分ばっかり」っていうのはイヤで、

だれかのために、っていうふうになれたらいいなあ、と考えたりする。
(だから我先に、ってなっちゃう自分が情けなくなるわけです)
友だちと自然を大事にできる人になりたいなあ。

このカタログの中に出てくる人たちの、釣りを通して、よき生き方をしようとする
姿勢というか願いというか、それが切実だったのでいろいろ考えさせられました

http://imag.ima-ams.co.jp/2013/02/catalog.html