チヌ」タグアーカイブ

この2年半の釣り。

2年半ブログを書かなかった。。。
ワードプレスの使い方がもうわからなくなっている。。。
書かなくても、釣りには行ってた。

●2018-5-4@五島
会社辞めた時に先輩佐野さんが「大物を釣れ」と
プレゼントしてくれたステラで大きいヒラスズキを釣ってよろこぶ。

●2019  3月@五島
息子が磯のおもしろさにはまり、人生最初のヒラスズキを釣る。セイゴだが。

●2019  4~5月@五島
平成最後の日に、人生最大のヒラスズキを釣る。
令和最初の釣行で、息子が人生最大のチヌを釣る。

●2019 6月ごろ@ボルネオ島(マレーシア領)
パプアンバスが釣りたくて、ボルネオのジャングルに1週間こもって、
で、釣れなかった。。。でもジャングルは素晴らしかった。

●2019 8月@北海道
北海道の旭川〜美瑛で行き当たりばったりの釣り。
美瑛川すばらしかった。

●2019年 夏のどこか@福岡 糸島
福岡の糸島では、時間があればたまに行ってた。夏は泳いだり。
キスの泳がせに夢中になる。釣れなかったけど。

●2019 9月@種子島
種子島での釣り。島をあちこちめぐる。だんだん釣り旅にはまる。
よくわかんない魚を釣り、のちに「ツバメコノシロ」だと判明。

つぎはどこに釣りいくか。。
五島の季節ごとの釣りも楽しみたいし、
日本中の海や川や風土を知りたいし、
海外のあこがれの魚たちも釣ってみたいし、
妄想だけでワクワクやなあ。

えびす。

hama

キスの天ぷらが食べたくて、キス釣り行ってきた。
そしたら以前このブログで紹介したじいちゃん(※防波堤の人々)と再会。

私 「久しぶりすねー!あのときいろいろ話を聞かせてもらって」
じい「ぜんぜん覚えちょらんばって」

覚えちょらんとか・・・
「キスは釣れんよ〜」と言われ、諦めムードでキャストすると
一投目から小気味いいアタリ連発!型もいい。
じいちゃん、釣れるぞ・・・

息子が「えびす!」って叫びながらキャストしてる。
なんだろうと思ったら「ばらかもん」というアニメで、
タイが釣れる呪文として紹介されていたとか。
もしかして効いたのかな・・・

chinu

チヌがきた。タイっちゃタイか・・・
キスがだいぶ釣れてたし、じいちゃんにチヌいらんかなー?
って聞いたら「もらうもらう!」って喜んでくれた。
そしたらその後「これお返し〜」とキスとカワハギ持ってきた。

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「チヌの恩返しやなあ・・・」と息子がつぶやいている。
息子はちょいちょい名言ぽいことを言っては、
同意を求めてくるので
めんどくさくて釣りに集中できない。
その後も、「五島の海はそれだけで水族館やなあ」とか言ってて
聞き流してたら「・・・今の名言やなあ」とつぶやいている。
しばらくたってから、
「さっき何て言った?水族館がなんて?」と聞いたら、
「どした?CMに使えるぞって思ったんやろ?」と。
(ちなみに私はCMなどをつくる仕事をしている)
・・・使わんし!

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五島は西の端にあるので日が長い。
じいちゃんは、潮の上げてきたけん釣れ出すかしらんって、
まだまだ粘る様子でした。

五島ヒラスズキ

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ほんとは行けない日だったんだけど、いろいろあって行ける日に!
感謝です!

西がきつかったので、東へ。
クウルさん、いいチヌ!かっくいい!

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釣れそうなポイントゆずってもらっても、なかなか出せない。
風を打ち抜いて、ピンポイントに入れるっていうのが、むずかしい。
風を利用しながら流す、のがこれまたむずかしい。

苦労しながら、いい瀬際に落とせました。
やっと出会えた!キレかったー。とくにヒレ!

sono1 のコピー
まあでもなんにせよ、「やっと」のためにがんばってるわけです。
磯は今日も素敵やった。

 

ウロコに宇宙

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早起きをして磯へ!
潮の流れがうねうね〜となっていて、
とおくの島の向こうの空がうっすら明るくなっていきます。

釣れないわけがないっ!と思う瞬間ですね。
タコちゃんがヒラス釣りました。
いいなあヒラス!間近で見るとやっぱ力強さと精悍さがあってかっこいい。

chinu

いったん街に戻ってから、川シーバスへ。
どぼっと目の前で魚体が出たりしてましたが・・・
こちらはクウルさんが釣ったチヌ。きれいな魚体やった。
ウロコの一枚一枚に宇宙をかんじます。

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なんにも釣りきれない私は、さいごに漁港で粘って根魚を。
なんか今日はのどかやったなあ。

風立チヌ(後編)

そんで、赤女の帰り道ですよ。
ボーズでしょんぼり、しかも夕方には福岡に戻るのでしょんぼり、
そんな僕を見かねたのか、クウルさんが「チヌやってく?」と。やるでしょー。
でもこれが横風きつくてムズカシイ。
2か所目のポイントで、あー俺の夏も終わりかあ・・・って思いながらポッパーを引いてたら、
通りかかりのおっちゃんが話しかけてきた。
道路から釣る場所だから、よく話しかけられるんですよ、そこ。

「なんば釣りよっとね?」
「チヌを」

ここで、いつもなら「チヌ?ルアーで?へえ!」という反応になる。
へえ!の後に隠された言葉は(ルアーでチヌが釣れるんだ)もしくは(チヌなんぞ釣って楽しいのか)だ。
五島では、ルアーをやんない人にとって、チヌは釣りのターゲットではない。
「クソチン」って呼ぶ人がいるくらいだ。ところがこの日話しかけてきたこのおっちゃん。
ヒゲぼうぼう、真黒に日焼けした顔は深いシワ、乗ってる自転車は錆びてくずれそう、
首には古びた真っ赤なタオルを巻いた、この地元のおっちゃんは違った。

「いまサゲ(下げ潮)やけん、
チヌは海底の牡蠣か虫とかば意識しとって、表層は意識しとらんもんね。
アゲ(上げ潮)の効きだす5時からが良かろね」

というのだ。ちょっとちょっと。表層?意識?解説がえらく専門的じゃない?
でもこの時点では、釣りをさえぎられてちょっとメンドクサイと思ってたし
おっちゃんの姿も、どー見てもルアー釣りするような人には見えないので、
あーはいはい、くらいに生返事してたのだが、おっちゃんは気にもとめず
べらべら話しつづける。

「あの岬を超えたとこにある山、見える?あの麓のところがいいポイントなんよー
 小さな集落があって、細い山道抜けていくとさ」

それでも僕は、「またまた知ったようなことをベラベラと。早く行ってくれんかなー。
こっちは釣りに集中したいのに・・・」と思ってた。
で、おっちゃんが立ち去った後です。結局チヌの反応はなく、
クウルさんにおっちゃんとの会話を話すと、

「それさー、めっちゃおもしろいけん、とりあえず、そのポイントに行ってみようや!」

と。言われたとおりの道順をいくと、確かに小さな集落があって、
そこを抜けると、確かに細い道。両脇を草がぼうぼう生い茂る。ここ行けんの?って道。
「千と千尋の世界やん!」と、がぜん盛り上がる。
「これでほんとにチヌがおったら笑うよね・・・」とキャッキャ言いながらクルマを走らせます。
急に道が開けた・・・ら!すっげーいいロケーション!浅瀬が広がる誰もいない海。チヌは・・・・?
おる!おる!

「これで釣れたりしたら笑うよね・・・」ってゲラゲラ笑いながら、
クウルさんがプガチョフを投げると、いいのがついてくるじゃないですか。
チヌから見えないよう、ふたりでしゃがみこむ。その瞬間、バシュッ!って笑。一投。

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あの人きっと釣りの神様やったんやろなあ、と。
お盆も終わりやし、ちょっくら下界の見回りしとくかー的な。
だれか会わんやった?8月18日の昼ごろ。

 

風立チヌ(前篇)

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お盆休みのうちの一日は、クウルさんとトップチヌにいく。
恒例になりつつあります。ひとりじめであります。
全国のクウル・ファンのために、かっちょいい写真をとってやったですよ。
大きいデータほしい人はレンラクを!

そんなこんなでポイントめぐりますが反応してくんない。いるはいるんです。チヌ。
殺気が伝わってるのかもしれないと、完全によそ見してやってみる。そしたら・・・
「ジュポッ!」
音がひびく!ぐああー見たい!けどまだ見ちゃだめ!殺気出るから!とよそ見を決め込んでると
「ジュポッ!」
こんどは乗った!「きたーーーー!クウルさーーーん!」て叫ぶも・・・
取り込みバラシ!むむむ。この日はボーズで終了。ボーズも恒例になりつつあるぞ!

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その2日後。リベンジです。
さんざん息子を連れまわし、最後にたどりついたのは
2日前にバラしたポイント。一匹だけ水面にただようヤツがいた。でかい。
ポッパーを投げてちょこちょこと水面を動かしてくる。
ついてきた!ついてきたぞー、きたぞー、きたぞー、、、ジュポッ!
くはー。ミスバイト!

それでもチヌはポッパーについてくる。もうこれ以上ルアーをまけない
足元の護岸の際までついてきて、チヌくんはただ浮いてるだけのポッパーをじーっと眺めてる。

さあ、どうする俺(笑)?ひとまずチヌから自分の姿が見えないように、一歩、二歩、後ずさり。
こちらからもチヌの姿が見えなくなったところで、
護岸の先に突き出した竿先をちょこん!ってやると・・・

「ズボシュ!」

乗ったー!けど、ひとりじゃ取り込めない場所なんです、ここ。
疲れきってクルマの中で休んでた息子の名前を全力で叫ぶ。
そしたら、息子が飛び出してきた。
頼んでないのに手にはカメラを持っている。いいぞ、お前よくわかってる!

chinushu

息子に竿を持たせ、護岸下に降りて、キャッチ!
ゆっくり蘇生してから、はいきたー!

んで次の日、クウルさんと私は「チヌの神様(釣りの神様?)」に出会うことになる。
その話は、後編で。

 

95%クウルさん4%コジレイ1%オレ

クウルさんとトップチヌ。
初体験の釣り。でも雨。すごく雨。
で、雨の上がったすきを狙って打っていく。
雨の濁りは増してくるし、そもそも魚の姿ないし、状況悪し。
そんな中クウルさんの釣りを盗み見る。

かれこれ何カ所目だったか。活性高そうなのがいた。
クウルさんがアドバイスをくれる。
言われたとおりやるとチヌ追っかけてくる。
乗りそうで、乗らなくて、また乗りそうで、乗りそうで、乗らない!
うおーたまらん!
ポッパーの後ろの水面がもわんとふくれる。
あー、あー、でも、また乗らんかー!
って思った2秒後、「グウワポッ」と音がしてルアーが消えた!
竿がしなった!合わせた!ドラグが鳴った!
うおおお、たのしいいいいいっ!

ルアーもポイントもアクションも
クウルさんの言うとおりにやっただけ。

そして、
モワンのあとに、乗らなくても冷静にアクションを続けたのは
いつか見た釣り番組で児島玲子さんが
「乗りそうになって乗らなかったとき焦ってアクションを乱しちゃダメっ」
って言ってたのを心に刻んでおいたからだ。たぶん・・・そうだ。
すごい人たちのアドバイスで、初トップチヌ51センチ、とったどー。

ありがとう!
95%はクウルさんのおかげで、4%はコジレイのおかげで、釣れました!
でも、最後の1%だけですけど、やっぱ「おれ持ってる」と思うわけです。